2021年02月24日
げすぽん工作日記/プリコックぽんの巻
(セレクタークリックボールスクリューの側にシャフトを1本追加されてるのが今日のお話のお味噌)
どもです。とうとうインフィニティぽんが予約開始になりましたねぇ…案の定、初回限定特価対応みたいなのでゲストロン一味で集団購入手配中です。インフィニティぽん(※略しにくい…下ネタダメぜったい)の超レスポンスは動画でみて感動モノでした…炭酸ガスブロに勝つる!バッテリー消費もかなり少ないとかいいとこづくめなので、現行ぽんがもうすぐ萌えないゴミ(言い過ぎ)になりそうな流れでしょうか?
そんなもうすぐ型遅れぽんに多少の付加価値をつけて救済…できたらいいなぁ企画でございます。
まー結局、先人様のパクりとゆーか、ミリブロだと「おっさんのチューニングブログ」で目時様が公開されてた、ギアボックス内に逆転防止ラッチを追加するお話です。パクり…というか、目時様のギアボックス内部写真が公開される前にほぼ完成してたんですが。なお配置的にここ以外はギアボックス内でラッチ追加できる場所はないと思いますー。
とれぽんのプリコック化はGAW様で販売されてた逆止モーターヘッド+陽炎基盤であっさり可能ですが、両者ともに流通してないし。逆止モーターヘッドに使われてるワンウェイベアリングって焼き付くんぢゃない?ってゲストロン技術部顧問兼工作員のげすイエローがおっしゃってたのもネー(そんなこんなで買ってない。陽炎基盤もセットだと結構高いし)。
…「買わないで済む理由」を言い出したらもう敗けよね…。
今回のコンセプトは旧型(って言っちゃったw)ぽんの延命・低コスト・高度な工作機械は使わない、の3点でした。
・低コスト→使用したパーツはマルイ用の逆転防止ラッチとジャンク箱で拾ったスプリングのみ。逆止ラッチはシステマリスペクトでAREA1000とか使ってます。強度的に問題なければドコ製でもいいですけど、マヌイ純正だと軸曲がる気がするので避けますた。
・工作機械→ボール盤とリューターのみで。ボール盤に超硬切削ビットをつけて簡易フライスとして作業。
主に写真上の超硬バーでギアボックスの切削。最初は試行錯誤もあったんで時間かかりましたが、現在仕上げ中の3個目はギアボックスとラッチの加工で約2時間といったところかと。調整込みでのべ4時間くらい?
写真下は超硬のφ1㍉ドリル。こっちは後述。
加工中~。当直勤務中のいい時間潰し…。
出来上がりがこちら。左が1号機・右が2号機。
近接拡大。手動簡易フライスにしては頑張ってるよね?1号2号は削りすぎたため、不要部分をプラリペアで修正してます。荷重かからない部分なんでプラリペアで大丈夫~。
ギアボックスケース左を仕上げたら範囲を白ペンキで転写して切削。写真は2号機ですが深く削りすぎてワッシャを使って調整…。
こちらは現在作業中の3号機。アンビのギアボックスでもできましたー。SR16E3に搭載予定。
…最近、こういう作業が老眼でしんどくなって…。3号になると慣れてきたもんで、削りすぎず加工時間もかなり短くなりましたよ。
ラッチとスプリング組んだところ。スプリングはギアボックス側に陥凹作って瞬着で固定。ラッチ側も穴掘って瞬着固定。ラッチ先端も掛かりやすい様に形状調整。逆止ラッチの軸穴がセレクタークリックボールスクリューのネジ穴に干渉したので軸も一部削ってます。
ほいでセクター検知穴の移動。穴開けるだけ…と思いきや、現行の黒いセクターは浸炭焼き入れでものすごく硬い…φ1㍉ドリル刃が次々昇天!で、先程の超硬ドリル刃が登場…したものの、ギア厚の2/3くらいで切れなくなりますた。無理ぽ。
…ですが、一世代前、08年式途中までの銀色セクターだとホムセンのステンレス用ドリル刃でフツーに穴開いたのでこちらを採用!銀色セクター持ってないyo!とか、やっぱり硬いセクターでないと駄目な方々は外注するか、GAWで売ってる穴がいっぱいあいてる社外セクターをどぞ。
穴位置は写真参照。ちな、セクターは表裏反転で使用してます。使わない穴はオートウェルドで埋めてます。粘性的にしっかり奥まで入りそう、というのがオートウェルドの理由。硬めのグリスでもいいそうですけど。
ほいでテストベッドは最近メインのLWRCぽん。
作動時のギア停止位置。セミオート・フルオートほぼ同じ。
検知穴位置変更でもっとギリギリまで詰めれるんですが、バッテリーの個体差によるオーバーランとラックギアの負担を考慮してこの程度にしてます。
ちな、レシーバーあけた状態のフルオートで空回しするとここで止まります。アッパー閉める時のギア位置修正に有用的な。
んで、実際の作動。動画とか貼ればいいんですけどねー。
撃ってみると、当然発射からサイクルが始まるのでロックタイムがすごく短くなります。暴発?(正確には不注意発射というやつ)かと思うくらいトリガーに触れたら玉がでる、みたいな。擬音だとキュパン→パンキュですかね。M4ぽん特有の発射時に右へ捻られる挙動の影響も減るので集弾にもプラスと思われますー。
ハイパー道楽でもレポートされてた様に、実測するとトレポンって決してセミオートのレスポンスが速い訳ではないのよね。トリガーのストロークが短い+電磁ブレーキで動作が規則正しい=キレがいいのでレスポンスが速く感じるというか錯覚してると思われます。
プリコックの場合でもDSGとみたく1発あたりのサイクルが短縮される訳ではないので、セミオートの連射速度はノーマルと同じ…DSGみたいな気が狂った様なセミ撃ちはできません。でもDSGと違ってフルオートがノーマル同様に使えるのは利点。
逆止ラッチ追加によるノイズの増加はあまり気になりません…ぽんはもともとのギアノイズの個体差の方が大きいってのもありますが、この逆止ラッチってセクター半周分しかカチカチしないのでノイズに関しては割と有利な気が。パンキュの違和感に慣れるのにちとかかりそうですけど。
まー、イン…ぽんが登場した状況で旧ぽんプリコック化にどんだけ需要があるかは謎ですが。インナー150㍉は弾道性能同じと言われても、うーんそうなの?的な頭が硬いワタクシが居たり。ワテクシはやってませんが、流速ぽんユーザーとかはどうするんでしょうねぇ。とりあえず20吋いっぱいの509㍉長インナーをもつ我が家のM16A4ぽんあたりはプリコック化しようかしら?と思っております。
まー、旧ぽんのストックパーツもかなりあるしナー、なんとか新旧住み分けできんかナー、と過渡期的な想いもあるわけで。インぽんも実際手にして使ってみないと何とも云えないのでー。まぁ、インフィニティぽんも予想程は高くなかったのでコツコツ増やして行く予定(底なし沼)。あんまり一気に更新すると、システマの事なんで時々マイナーチェンジという名の値上げが入る筈なので後悔するんだろうなぁ。
おちびず近況
汽車ぽっぽゴッコ。製作JR毒ギコ。5分後に車体が大破(連結部が丈夫すぎた)。
どもです。とうとうインフィニティぽんが予約開始になりましたねぇ…案の定、初回限定特価対応みたいなのでゲストロン一味で集団購入手配中です。インフィニティぽん(※略しにくい…下ネタダメぜったい)の超レスポンスは動画でみて感動モノでした…炭酸ガスブロに勝つる!バッテリー消費もかなり少ないとかいいとこづくめなので、現行ぽんがもうすぐ萌えないゴミ(言い過ぎ)になりそうな流れでしょうか?
そんなもうすぐ型遅れぽんに多少の付加価値をつけて救済…できたらいいなぁ企画でございます。
まー結局、先人様のパクりとゆーか、ミリブロだと「おっさんのチューニングブログ」で目時様が公開されてた、ギアボックス内に逆転防止ラッチを追加するお話です。パクり…というか、目時様のギアボックス内部写真が公開される前にほぼ完成してたんですが。なお配置的にここ以外はギアボックス内でラッチ追加できる場所はないと思いますー。
とれぽんのプリコック化はGAW様で販売されてた逆止モーターヘッド+陽炎基盤であっさり可能ですが、両者ともに流通してないし。逆止モーターヘッドに使われてるワンウェイベアリングって焼き付くんぢゃない?ってゲストロン技術部顧問兼工作員のげすイエローがおっしゃってたのもネー(そんなこんなで買ってない。陽炎基盤もセットだと結構高いし)。
…「買わないで済む理由」を言い出したらもう敗けよね…。
今回のコンセプトは旧型(って言っちゃったw)ぽんの延命・低コスト・高度な工作機械は使わない、の3点でした。
・低コスト→使用したパーツはマルイ用の逆転防止ラッチとジャンク箱で拾ったスプリングのみ。逆止ラッチはシステマリスペクトでAREA1000とか使ってます。強度的に問題なければドコ製でもいいですけど、マヌイ純正だと軸曲がる気がするので避けますた。
・工作機械→ボール盤とリューターのみで。ボール盤に超硬切削ビットをつけて簡易フライスとして作業。
主に写真上の超硬バーでギアボックスの切削。最初は試行錯誤もあったんで時間かかりましたが、現在仕上げ中の3個目はギアボックスとラッチの加工で約2時間といったところかと。調整込みでのべ4時間くらい?
写真下は超硬のφ1㍉ドリル。こっちは後述。
加工中~。当直勤務中のいい時間潰し…。
出来上がりがこちら。左が1号機・右が2号機。
近接拡大。手動簡易フライスにしては頑張ってるよね?1号2号は削りすぎたため、不要部分をプラリペアで修正してます。荷重かからない部分なんでプラリペアで大丈夫~。
ギアボックスケース左を仕上げたら範囲を白ペンキで転写して切削。写真は2号機ですが深く削りすぎてワッシャを使って調整…。
こちらは現在作業中の3号機。アンビのギアボックスでもできましたー。SR16E3に搭載予定。
…最近、こういう作業が老眼でしんどくなって…。3号になると慣れてきたもんで、削りすぎず加工時間もかなり短くなりましたよ。
ラッチとスプリング組んだところ。スプリングはギアボックス側に陥凹作って瞬着で固定。ラッチ側も穴掘って瞬着固定。ラッチ先端も掛かりやすい様に形状調整。逆止ラッチの軸穴がセレクタークリックボールスクリューのネジ穴に干渉したので軸も一部削ってます。
ほいでセクター検知穴の移動。穴開けるだけ…と思いきや、現行の黒いセクターは浸炭焼き入れでものすごく硬い…φ1㍉ドリル刃が次々昇天!で、先程の超硬ドリル刃が登場…したものの、ギア厚の2/3くらいで切れなくなりますた。無理ぽ。
…ですが、一世代前、08年式途中までの銀色セクターだとホムセンのステンレス用ドリル刃でフツーに穴開いたのでこちらを採用!銀色セクター持ってないyo!とか、やっぱり硬いセクターでないと駄目な方々は外注するか、GAWで売ってる穴がいっぱいあいてる社外セクターをどぞ。
穴位置は写真参照。ちな、セクターは表裏反転で使用してます。使わない穴はオートウェルドで埋めてます。粘性的にしっかり奥まで入りそう、というのがオートウェルドの理由。硬めのグリスでもいいそうですけど。
ほいでテストベッドは最近メインのLWRCぽん。
作動時のギア停止位置。セミオート・フルオートほぼ同じ。
検知穴位置変更でもっとギリギリまで詰めれるんですが、バッテリーの個体差によるオーバーランとラックギアの負担を考慮してこの程度にしてます。
ちな、レシーバーあけた状態のフルオートで空回しするとここで止まります。アッパー閉める時のギア位置修正に有用的な。
んで、実際の作動。動画とか貼ればいいんですけどねー。
撃ってみると、当然発射からサイクルが始まるのでロックタイムがすごく短くなります。暴発?(正確には不注意発射というやつ)かと思うくらいトリガーに触れたら玉がでる、みたいな。擬音だとキュパン→パンキュですかね。M4ぽん特有の発射時に右へ捻られる挙動の影響も減るので集弾にもプラスと思われますー。
ハイパー道楽でもレポートされてた様に、実測するとトレポンって決してセミオートのレスポンスが速い訳ではないのよね。トリガーのストロークが短い+電磁ブレーキで動作が規則正しい=キレがいいのでレスポンスが速く感じるというか錯覚してると思われます。
プリコックの場合でもDSGとみたく1発あたりのサイクルが短縮される訳ではないので、セミオートの連射速度はノーマルと同じ…DSGみたいな気が狂った様なセミ撃ちはできません。でもDSGと違ってフルオートがノーマル同様に使えるのは利点。
逆止ラッチ追加によるノイズの増加はあまり気になりません…ぽんはもともとのギアノイズの個体差の方が大きいってのもありますが、この逆止ラッチってセクター半周分しかカチカチしないのでノイズに関しては割と有利な気が。パンキュの違和感に慣れるのにちとかかりそうですけど。
まー、イン…ぽんが登場した状況で旧ぽんプリコック化にどんだけ需要があるかは謎ですが。インナー150㍉は弾道性能同じと言われても、うーんそうなの?的な頭が硬いワタクシが居たり。ワテクシはやってませんが、流速ぽんユーザーとかはどうするんでしょうねぇ。とりあえず20吋いっぱいの509㍉長インナーをもつ我が家のM16A4ぽんあたりはプリコック化しようかしら?と思っております。
まー、旧ぽんのストックパーツもかなりあるしナー、なんとか新旧住み分けできんかナー、と過渡期的な想いもあるわけで。インぽんも実際手にして使ってみないと何とも云えないのでー。まぁ、インフィニティぽんも予想程は高くなかったのでコツコツ増やして行く予定(底なし沼)。あんまり一気に更新すると、システマの事なんで時々マイナーチェンジという名の値上げが入る筈なので後悔するんだろうなぁ。
おちびず近況
汽車ぽっぽゴッコ。製作JR毒ギコ。5分後に車体が大破(連結部が丈夫すぎた)。
ぽすてっとばいdokugiko
Posted by ゲストロン at 22:24│Comments(8)
│ptw
この記事へのコメント
インフィニが出た後でもフルストロークで頑張りたいM90派には受けるかもですねヾ(*´∀`*)ノ 一本頼もうかな・・・老眼で自分では無理そうなので(笑)
Posted by papa at 2021年02月24日 22:49
この方式、お勧めです。
解除時はアッパーをテイクダウンすればOKですので。
コストも少ないですし。
解除時はアッパーをテイクダウンすればOKですので。
コストも少ないですし。
Posted by MMC at 2021年02月25日 06:49
後、この方式で4年前からプリコック使用してますよ。(笑)
Posted by MMC at 2021年02月25日 06:51
よくよく考えるとですね。
プリコックにすると燃費が向上するかもしれません。
アクティブブレーキのによる時間の短縮とメインスプリングによる負荷によって止まる時間自体が少なくなるからです。
あくまで仮定ですが。
プリコックにすると燃費が向上するかもしれません。
アクティブブレーキのによる時間の短縮とメインスプリングによる負荷によって止まる時間自体が少なくなるからです。
あくまで仮定ですが。
Posted by MMC at 2021年02月25日 16:48
MMC/目時様。コメントありがとうございますー。4年前でしたか、貴ブログでプリコックのネタがあった時からぼんやりラッチの配置とか夢想しておりましたが、フライス無いし無理ヨネと諦めてましたがこのたびめでたく?完成にこぎつけました。目時様の先行がなければ絶対作ってなかったです。原案ありがとうごさいました。
燃費の件は実測難しいのですが実際どうでしょうねぇ…電磁ブレーキの際にピストンスプリングの負荷が加わるのでブラシの損耗が軽減しそうな気もしますが、サイクルの開始時点で負荷Maxから始動するからやっぱり差し引きゼロな気がします。
燃費の件は実測難しいのですが実際どうでしょうねぇ…電磁ブレーキの際にピストンスプリングの負荷が加わるのでブラシの損耗が軽減しそうな気もしますが、サイクルの開始時点で負荷Maxから始動するからやっぱり差し引きゼロな気がします。
Posted by 毒ギコ。 at 2021年02月25日 21:26
Papa様。どもです。
フルストロークこだわり派がどれくらい存在するか謎ですけど(笑。マッチ専用みたいなド民生M4はDSGの超凄いセミオートがマッチしそうですが、軍用M4あたりだと今回のプリコックぽんくらいでもええかな~とか思ってます。
ものすごーく暇でヤル気がそこそこある時に滋賀向けのサンプル作っておきます?
その場合セクターの検知穴追加はセルフでお願いしますー(←作製上のneckなので…少なくとも銀色セクターくらい余ってますよね?)。
フルストロークこだわり派がどれくらい存在するか謎ですけど(笑。マッチ専用みたいなド民生M4はDSGの超凄いセミオートがマッチしそうですが、軍用M4あたりだと今回のプリコックぽんくらいでもええかな~とか思ってます。
ものすごーく暇でヤル気がそこそこある時に滋賀向けのサンプル作っておきます?
その場合セクターの検知穴追加はセルフでお願いしますー(←作製上のneckなので…少なくとも銀色セクターくらい余ってますよね?)。
Posted by 毒ギコ。 at 2021年02月25日 21:36
毒ギコ様
フルストロークの方は結構多いとは思いますが当方でトレポン撃たせてもプリコックと言う事に気付かない方ばかりでしたね。
実際に触っている人でないと気付かないと思います。
かなり触っている人は何か変だ!と言うくらいでしょうか。
個人的にプリコックは良いと思いますが。
フルストロークの方は結構多いとは思いますが当方でトレポン撃たせてもプリコックと言う事に気付かない方ばかりでしたね。
実際に触っている人でないと気付かないと思います。
かなり触っている人は何か変だ!と言うくらいでしょうか。
個人的にプリコックは良いと思いますが。
Posted by MMC at 2021年02月25日 21:45
>MMC様 機械的なプリコックの原理はわかりますが実行してみようと言う勇気が出ませんでした(;´Д`)
>毒さん 楽しみに待ってます。銀セクは一杯転がってるかと思われます(笑) 無くても超硬刃でなんとかします(;´Д`)
>毒さん 楽しみに待ってます。銀セクは一杯転がってるかと思われます(笑) 無くても超硬刃でなんとかします(;´Д`)
Posted by papa at 2021年02月27日 00:51
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