2019年12月14日

蘇るVP70、の巻

蘇るVP70、の巻
と、いうわけで珍しく短スパンで記事かいてます。
J隊の新サイドアームがSFP9=VP9に決まったそうで…いろんな意味で意外でしたねー。でもどうせP230JPみたく後付けのマニュアルセイフティとかくっつくんではないかと思ってますが。
完全に蛇足ですが、職場のPCのオーダリングシステムがですねー、ひとつのオーダー飛ばすのに何回確認のウインドゥが出てきて何回OK押せばええんぢゃい!と苛立たしく思いながらお仕事してます。確認画面何回も出せば安全だと思ってるんでしょーが、そんなもんいちいち見てる訳はないので機械的にOK押してる訳で。この安全装置が多ければ安全と思うのは実にニポン的というか管理者側の責任回避的だと思う今日この頃です。たまーに学生が見学実習に付いたりするんですが、システムの愚痴をこぼしつつ、「アメリカのお巡りさんのてっぽーはグロックって言ってね、マニュアルの安全装置がないのよ…それに引き換えニポン人はこんなに確認画面つけやがってくそが…云々」的な話をしたりしてて、変なセンセーだなぁとか思われてんだろうなぁ(実話)。
軌道修正。
毒様のなかではVPといえば当然70でございます。9はねー、VFCのがあって作動とかピカイチなんだけどー機種的にはなんかイマイチなのよねー。そもそも毒様的HKぺすとるといえば、VP70・P7・USPがトップで次点がmk23とHK45/cとなっております。他はイラン。
まーそんなこんなで久々にVP70引っ張り出して不具合発見→改修したお話でやんす。前置きとか脱線とか長いけどお付き合い下さいませー。
先に言っとくけど、よくあるピストンカップの劣化割れの話ではないんよ?
蘇るVP70、の巻
我が家のタニコバVP70は2丁ございましてね、片方はNIB(ど新品)だったりします。ついでに新品の予備スライドとかも確保済み(SD製のスライドを買っておかなかった事を激しく後悔してますが)。
カップはいつぞや新型に交換したけど…また割れとるやも知れぬ…(前日、タニコバUSP tacticalに入れてた新型カップがあっさり割れてた。固定ネジちょっと締めすぎだけで割れるみたい…たぶん温度変化とかで)。
ほいで、保管用でない方はカップは諦めてPDIのマルイ用カスタムピストンヘッドに換装しとります↓
蘇るVP70、の巻
すまぬ…まぬいの何用のヘッドだったかとか、フィッティングに加工が必要だったかどうかとかは失念しますた。とりあえず気密ははっちりやでー。
気密といえば皆さんどーやって確認されてるでせうか?

蘇るVP70、の巻
写真を見て「6mmウレタンホース」と即答された方は、まー40歳以上ではないかとー。まー写真の状態でホースから息プーしてairが漏れてたらアウトですねぇ。機種やピストンヘッドの仕様(まぬいや山梨のピストンカップ式はガス圧で広がって気密取れてる場合があるので息プーだとスカい事がある。マグナはフローティングバルブが邪魔をする)にもよりますが。ガスブロだろうか電動だろうか気密確認は大体これでイケます。みんなもやってみよー。
「VP70はツイストバレルだからライフリングから漏れるのでは?」と思ったアナタ、鋭い。毒様はツイストバレルとか信用してないのでTNバレルに換装済みですー。
まあこれで気密漏れが疑われる場合はスライドassyだけにしてローディングノズルの穴が塞いでプーしてみたり、マガジン押さえたり引っ張ったりしながらプーしたりしてどこから漏れてるか探す訳で。
今回のVP70はマガジンの固定に上下方向コンマ数mm程のガタがあって、マガジンを引っ張った時に気密がすかすかになっておりました。原因はマガジンガスケットとローディングノズルの間という事になりますなー。
プーした感じでは結構スカスカで、これだけ漏れてたら連射時の冷えとかガス圧低下に影響出てるたろうな、と思わせる抜けっぷりでごさいました。
蘇るVP70、の巻
そもそもVP70はスライドに対してマガジンガスケットがほぼ平行になってる所もイマイチなのよねー。斜めにした方がガス圧で密着する筈なんだけど。この辺の設計はガスケットに可動性があってガス圧で密着するマグナのシステムが秀逸ですなは(昔はガスケットが時々飛んでったりしたこともありましたが)。神様の設計は時々?詰めが甘い。
ガスケットそのものには問題無さそう(多少収縮してる可能性はありますが…見てもわからん)でマガジンキャッチも目立った磨耗もナシ。マガジン刺しっぱなしでガスケットかローディングノズルあたりが経年で変形だか収縮したか…もしくはもともと気密がわるかったかとゆー話になるかと。
ど新品のもう一丁も気密確認してみましたが、程度は軽いものの同様のマガジンガタと気密漏れがあったのでおそらくもともと+経年と思います(個人的意見)。
ちな、たまに「インナーバレルとフレームのガタをなくして精度を上げる」的なチューンを見かけますが、フレームに対してインナーの軸線が高くなる方法だとインナー高くなる→ローディングノズルも高くなる→マガジンとの気密が低下、という風に作動性の低下を来す事があるので注意しましょ。
蘇るVP70、の巻蘇るVP70、の巻
んで、マガジンのガタをなくすため、マガジンキャッチの突起部の延長などしてみました。写真は加工後。マガジンと接触する突起部に薄い鉄板を瞬着で貼り付けて整形してます。鉄板の材料はジュースの空き缶で。ノッチの部分だけでなくその前後の面にかけてZ状に貼って接着面積を広くしているので剥がれたりはまずないかと。コツは一面貼って固まったら曲げてまた貼っての繰返しですかね。
マガジンキャッチがボタン式の場合、ここの修正は大変ですが、レバー式キャッチだと比較的容易ですねぇ。
↓USP(KSC)のばやい
蘇るVP70、の巻蘇るVP70、の巻
system7のUSPは特にキャッチのかかる面積が狭くなってて磨耗しやすいみたい。こちらもスチールの空き缶から切り出した鉄板で細工しております。
蘇るVP70、の巻
あと余談。VP70のストックの蓋は蝶番の代わりに軟性樹脂でジョイントされてますが…経年だか疲労だかの劣化で割れました…えぇ感じの素材を見つけたら程よく補修しようかと思いますが放置ちぅ。
蘇るVP70、の巻
まーVP70大好きなんですが、ここはひとつリメイクまたはリブートして欲しいと思っとります。タニコバ頑張ったのはわかりますが、3点バーストのサイクルがやっぱり遅い…ようつべで実VP70の実射動画(※3発の銃声が繋がって聞こえる)とか見てしまうとやっぱりねー。ここはひとつ流行りのCO2化とバッファー追加とシリンダーのボアアップでサイクルの高速化をぜひ神様にお願いしたい。あーでもHKのライセンスホルダーであるCybergun~VFCあたりに作ってもらうのでもいいですなぁ(※本音というか本命)。スライドは当然AlかMgで。あそこのGBBは作動がすごくいいので~(スライドの強度が高いからBLKユニットも無茶がきく的な)。
あー。でも↑の写真撮るのにVP70と9とにぎにぎしてみましたが…70とか売れそうにないねぇw

いつものメモリアル。今回は特集おぶまいさん。
蘇るVP70、の巻
蘇るVP70、の巻
お正月が来たら2歳になるのー。大好きなものは乗り物のおもちゃと食べること~。




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Posted by ゲストロン at 07:34│Comments(0)毒ギコ。
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