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Posted by ミリタリーブログ at

2017年03月07日

タナカ S&W M1917 デチューン解除…の巻


ごぶさたしております。生きてました。といってもインフルエンザに今頃かかってしまい病休中ですけど。
半年前の予告通り、.45口径のお話です。
.45口径といっても1911でもなければHK45でもFNX45でもG21でもVectorでもなくM1917だったりします。
かっこいいですよね?M1917…。あと.45口径といえば.454Casullも大大大大大好きです。エイリアンネイションマンセー!!!
んで、tanakaのS&W M1917(HW)です。映画Furyとは特に関係なく、以前から微妙~に好きな機種なので、HW仕様が発売されたら即購入したんですが…
…初速がたすこい。どうにもならん。
実銃M1917もleakの多いシリンダーから.45ACPを撃ちだすため威力低下が大きく、同じ弾薬を使用した場合でもM1911より数割パワーダウンするそうですが、それを差し引いても弱すぎる…せっかくのNフレームなのに…。
ググってみても根本解決には行きあたらず、数年放置しておったわけです。
んが、ある日突然、原因と対策がひらめいたわけで…。そんなお話。

…「デチューン解除」としていますが、実質パワーアップの内容ですので、施行は自己責任でお願します。パワーダウンさせる方が簡単ですけど…。記事内容に問題があるようであれば、あっさり削除する予定なので悪しからず。コメントも基本的には無視しますよー。
あと、めんどくさいので初速データとか具体的な数値は記載してません。そこはファンタジーで空想してください(と、いっても合法内ですよ。単にめんどくさいだけ)。

まずは手始めにガス放出穴の開大をしました。みんなもするよね?分解して外からリーマーでぐりぐりしました。大きさは写真参照。
…だが、この程度で改善する初速ではなかった!!!(Oリング交換で選択失敗して、かえってペガサス病が悪化。匙を投げてしばらく放置)

真の原因はこちら。ファイアリングピンの突出量だったのでした(完)。


(飽きた)
























えーと。写真は改善後。
ハンマーダウン時にフレームから突出するファイアリングピン(パーツ名 No.59ノッカー)の突出量はノーマルで1.05-1.10mm程度。肉眼では差がわかりにくい程度の差でしかないのですが、デチューン前に設計されたM29だと1.7mm程度。たったコンマ数ミリですが、これが原因ではないかと仮定してみます。


フレーム内でノッカーの突出量=ハンマーの前進位置を規定しているのは矢印で示した部分。これらを相互に確認しながら少しずつ削っていきます。
あー、単純にノッカー長を延長させるだけではうまくいかない寸法になっています。シリンダー側のアームプランジャー(G9)の延長はもっと難易度高そうだし。
(tanakaさんの初速超過対策はとても念入りで、設計の段階から考慮されているんですな…)
加工後の突出量は1.8mm程度になりました。いやもう、空撃ちしたときのガスの放出音がちがうちがう。別人って奴ですなぁ。ガスの放出量が増えて連射すると変動が大きくなるとかのお話もあるでしょうが~。
うちの個体はこれ以外にもチャンバーパッキン周りの気密を上げるために、フィードランプ(G21)の突起を落として、それに対応するシリンダー内側の突起をプラリペアで埋めたり、ゲボスケ使用とかしていますが、この辺は正直ご利益なかったみたいで。蛇足ですがマガジンはomitして漢らしい六連発にしてます。

まあ、そんなこんなでM1917は普通の固定スライドガスガン並みの初速になることができたわけです。例によって初速データは出さんけど…0.85J程度だったかしら(うろおぼえ)。万が一、初速が出すぎたらノッカーを削って調整してください…。
命中精度?そんなもんは知らん。六発撃ってがははと笑っとりゃえーんじゃ!!!

〆は19世紀から続いた米軍.45ブラザーズ。かっこええよね~。92F/M9系も好きですが。
それにしてもM17/SIG P320って…すごくかっこ悪いよねぇ…30年くらい前のG17の出始めの頃もuglyとか散々言われてたけど、M17もそのうちかっこよくみえてくるのかしら?映画業界が追随するかどうかな気もすごいしますが。
当方の感性が老化進行中の可能性も十分あるんですけどね。穴ぼこ軽量レールとかついて行けん!!!

ぽすてっどばいdokugiko。
  

Posted by ゲストロン at 19:56Comments(4)毒ギコ。